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デインツリー前編 2017/4/30~5/1

4/29 成田空港
悪天候のため20:25発の予定が1時間遅れ(ケアンズからの便の到着が大幅遅延)で動き出しましたが、滑走路が混雑し離陸まで時間が掛かり離陸したのは22:00。

4/30 4:50着の予定でしたが約1時間半遅れて6:15着(着陸は6:09)。
飛行時間は7時間9分。

荷物が出てくるのに30分は待ったれどその他はすんなり。

外は乾季?っていうくらいの快晴!!

2週間位前から雲の動きをウォッチしていたぶうパパの予想通り。
まぐれだと思っていますが(^_-)

車は前回と同じ「holden commodore SV6 3.6L 285馬力」

7:07 デインツリーへ向け出発
快晴でキャプテンクックハイウェイも快適でしたが突然、
「あれ?メーターパネルに何か警告メッセージが出た」とぶうパパ。

メッセージはChange Engine Oil Soonと出ているらしい。
「警告出て大丈夫なの?」と心配なぶうママ。
以前、車が壊れたこと(第18回)があるので・・・。
「ああ、このメッセージならたぶん大丈夫、自分の車でも1回あった気がする! これなら今直ぐって訳じゃないから」
おぉ~!ここでもぶうちゃん号の経験が役立つとは♪
旅先で初めてChange Soonみたいなメッセージが出たら焦りますよね?


8:25 ケーブルフェリーには、ギリギリのタイミングで乗り込めました。
乗り過ごして往復を待っていると7,8分ロスしてしまうのでラッキーでした。
ここでも空は真っ青!
ケーブルフェリーを降り5分程走るとCape Tribulation Rdは森の中のクネクネ道になります。
熱帯雨林に来たなって思える瞬間です。

8:42 ディスカバリーセンター
先にジンダルバを車で一回り(カソワリーを見たいがための行動)してからディスカバリーセンターで朝食にすることに。
予定ではCj's Bar & Cafeで先に朝食だったのですが、現在開園時刻の8:30を過ぎてしまったので、ここで軽めに朝食にすることにしました。
熱帯雨林を眺めながら


レミントンとラテ($9.5)
さっきまで飛行機で缶詰になっていただけに、たまらないひと時です♪
これまでに園内に2度入った事がありますが、入場料が高いので敬遠しがちでした。前回、ポートダグラスのインフォメーションセンターの方に、7日間リエントリー可能というのを教えてもらい、ぶうパパは出発前から「朝・夕と絶対に行くよ」と複数回行く気満々(^.^)
「もし、デインツリーの滞在中にヒクイドリをディスカバリーセンターで見れなかったら、ポートダグラスからも通う!」とまで(汗)。

リエントリーチケットは入園時に渡される、このガイドブックの最終ページに各々がサインをすれば手続き完了です。
このガイドブックは読めば読むほど良く出来ているなと感心させられます。デインツリーや動植物についてだけでなく、この地域の主要なボードウォークについての説明やデインツリーコーストの簡易地図までついていました。

そして一番役に立ったのはAudio Guideとの併用で特定種の鳥の声が聞けるシステム。このことに気づいたのは夜にロッジで、じっくり読んでからですが(汗)。
後日ぶうパパは「VICTORIA'S RIFLEBIRD」と「Buff-breasted Paradise-kingfisher」の声を必死に聞いてました。VICTORIA'S RIFLEBIRDの声はヘリテージロッジで良く聞く声だそうで、ちょっとショックを受けてました。メスが写真に綺麗に撮れてるのも最近気づきましたし(汗)
メスは非常に地味なんです。

では園内へ。
カソワリー探しが目的ですが、久しぶりという事もあって色々見ちゃいます。
説明の看板もカラーで分かりやすい


色々な種類の魚も見れるね
こういう説明は読むのに非常~に時間が掛かるのでパスです(汗)
大事なミッションがあるんだもの(^_-)

階段を下りるとスタッフのおじさんが「今朝デインツリー川で取ってきたんだよ」と。

『おっと、カソ探さなくちゃ。』←ぶうママにもぶうパパの病気が移ったのかしら?
受付で聞いた時、出没しやすいのは「CASSOWARY CIRCUITとクリーク周辺」という事だったので、CASSOWARY CIRCUITを慎重に歩きます。
ただ、ヒクイドリが園内を通ったとしてもその時間は10分~長くても20分程なのだとか。
ガクッと来ちゃいますよね。園内ビデオでバッチリ長く映っているのは例外に近いのでしょうか?

ねえーぶうパパ、歩くの早くない? スタッフが『奥の方まで目を凝らして見て』って言ってたじゃない。
「歩きながらでもちゃんと見てるよ。俺が見て見つからないんだからこの辺りにはいないよ」と言い切るぶうパパ。
その訳の判らない自信は何なのー?と思っていると
「こういう所から10分位ジッと見張るのも手だよ」と休憩がてらにボ~っと。
ホントかな~??
10分経っても案の定?カソを発見できず・・・(汗)。やっぱりね。他エリアへ。

楽しいもの発見!!
羽が動きます。これは子供うけするんじゃないでしょうか。
本当にいたのかな???




ブッシュタッカートレイルからの小川。
ブッシュタッカートレイルのここを上がっても施設入口へ行かれます。
ここと、ジンダルバで二手に分かれてカソワリーを探す計画でしたが、ぶうママが迷子になる可能性があるので断念しました(>_<)
カソタイムは10時位までだとぶうパパが言うので、ディスカバリーセンターを引き上げジンダルバへ。(CASSOWARY CIRCUITは4周はしました)

10:00 ジンダルバボードウォーク
ぶうパパ的にはこちらのほうがカソを見れる確率が高いらしいのですが今回も発見できず。
まあ~、さっと一周しただけですけど・・・。
10:30になったのでカソ探し終了。

喉が渇いたのでLync-Havenでお茶をすることに。でも、その前に途中のHutchinson Creekをチェック!
今回は水量豊富でとってもいい感じ♪

11:00過ぎ Lync-Haven
鳥たちは今回もカゴから出されてました。
伝説の?ユリシスはこの時点で4~5回は見てます(笑)
ベリーのスムージー($7)は味も良く、種はプチプチしてて食感もGOOD♪
作りすぎて余ったのは、別カップで持ってきてくれたのも好感が持てます。

12:00まで少し時間があるのでMarrja Boardwalkまでドライブ。
道中含めヒクイドリには遭遇出来なかったけれど、大きな魚たちを見れました。


12:00過ぎ ヘリテージロッジにチェックイン
まずは、Vickiさんと再会のハグ。
14時がチェックイン時間ですが、早くから受け入れてくれるのが嬉しいですね。
そして部屋はアンソニーさんが気を利かせてくれて「カソワリールーム(自称)のNo.19」

あれ?ぶうちゃんのベットがなくなってるよ~(>_<)
ファミリーキャビンじゃなくなったのかな・・・。

12:30ランチ
いつものスパークリングワイン。グラスが変わったね。
Must料理のサギナギチーズとクラブサラダで幸せ♪
でもクラブが少し塩辛く、ぶうパパがスタッフに「少ししょっぱい」と伝えていました。
これがVickiさんにも伝わって・・・。
夕食時に他の料理もしょっぱくなかったか心配されちゃいました(汗)。

13:30 部屋へ戻りがてらの散歩



そしてニュースです!
スパだった所を改装し、新しいタイプの部屋を作ったんだそうです。OPENはなんと来週から!
「次に泊まりに来る時はこの部屋を空けておくから♪」
「裏口を開けたらカソワリーがいるわよ」とご満悦のVickiさんでした。

「後で覗いてみて」と言われていたので
早速おじゃましま~す。
何て素敵なお部屋なんでしょう♪ 早くこの部屋に泊まってみたいな~(*^_^*)
今からワクワクです。でも、ぶうパパは、
「凄くいい部屋だけど、逆にカソワリーは人の気配で来なくなっちゃうんじゃない?」と。

このロッジですることは散歩・読書・そして川遊びorプール。
でも今回は何故か寒く感じて、川で泳ぐのはぶう一家にとっては拷問になりそう(>_<)

飛行機であまり寝れなかったので二人とも少し寝てしまいましたが、ぶうパパは暇さえあればカソワリー探しの散歩。

16時前にディスカバリーセンターに向けて出発!
ロッジ前の砂利道Turpentine Rdで道の真ん中に鳥が7~8羽が集まっています。ひかないように避けて通りますが、その時飛び立った鳥たちはビーイーター!!
『あちゃ~』、普通の鳥かと思ってカメラ用意してなかった。
ビーイーターってこんなに群れるものなのでしょうか?
ぶうパパは「以前、3羽のビーイーターを見た時、子連れカソを見たから縁起がいいね」と。
ディスカバリーセンター・ジンダルバ・道での遭遇に期待が膨らみます(^_-)

16:00過ぎに、本日2度目のディスカバリーセンター着。
スタッフのピーターさんが言うには、今日は10時半に若いヒクイドリが見れたとのこと。
「ちょっと~、ぶうパパ!!どういうこと?」
10時位までがカソタイムとか何とか述べてなかった?

閉園の17時まで粘るもカソワリーは見れず(>_<) 園内のシャッターはぶう一家が出てすぐ閉められました(笑) 残業とは無縁そうですね。。。
この後、ジンダルバボードウォークを一周するも空振り。


19:00 夕食
大変悲しいお話。
シェフの一人のニッキーさんが少し前に亡くなったことをVickiさんから聞かされました。
まだお若いのに本当に残念です。ハビタットで会ったのが最期になってしまうとは(涙)。

二つ隣のテーブルでは、ニッキーさんのお母さんとお婆さんが食事をされていました。
ニッキーさんを偲んで滞在されているようでしたが「このシェフはいいシェフだね」とVickiさんと話しているのが聞こえてきました。
なんという気遣いと気丈さなんでしょう。こんなお母さんやお婆さんが家族だからこそ、ニッキーさんはとってもいい方だったのですね。

お料理はラビットのテリーヌ
「Terrine of wild rabbit and pistachio nuts,grilled sour dough($17.5)」
これまで食べたラビットはパサついて美味しいとは言えなかったけれど、このテリーヌはジューシーで、今までで一番おいしいラビット料理でした。
Fish of the Dayは、バラマンディ
ジューシーで下味もバッチリでソースも抜群。
その下のポテトもアスパラガスも美味! こちらも今までで一番のバラマンディ料理。
バラマンディは調理法が良ければこんなにも美味しいんですね。
歯ごたえのある超肉厚の淡白な白身魚料理って、日本ではあまりお目にかかれないので、余計に美味しく感じるのでしょうか?
どちらも小躍りしたくなるほど美味しい!
デザートのラムレーズンアイスは、前に食べた方が好みかな?
20:30 ご馳走様でした。Newシェフのお料理とっても美味しかったです♪

ぶうパパは一人ナイトウォークするものの収穫なし。
(上ばかり見て首が疲れるらしく30分程で終了)

夜は部屋でパンフレットや部屋にある写真集を読んで過ごすのがお気に入り。虫の声を聞きながらの素敵な夜です。


5/1 6:00過ぎ ぶうパパ一人朝散歩。天気は雨が降ったり止んだり。
今朝は鳥の大合唱は無かったそうです。季節?それとも天気?

その後Marrja Boardwalk方面にヒクイドリ探し一人ドライブ。
ノアクリーク
オリバークリーク
Marrja Boardwalkは入口を少し入っただけ。

帰りがけノアクリークの所にキバタン。珍しくはないのですが・・・。

前日にVickiさんに「Turpentine Rdでカソワリー親子が7時頃歩いてるのを何回か見たわよ」
と聞いていたぶうパパは、Turpentine Rdに7時頃に戻ってきていたようです。
でもそこでは発見できず。7時で見れないという事はその周辺にいるのでは?と考えたぶうパパは辺りをゆっくり走りながら探し始めます。

Cape Tribulation Rdにも出て横を見ながら走っていると、アコモの入口から奥にカソのオブジェのような物が幾つか見え、「こんな所にオブジェ?」「もしや?」とバックで引き返すと、なんとそれはカソワリー親子の後姿!!!
↑見つけた瞬間の高揚感がたまらないんだそうです。

急いで路肩に車を止め撮影開始。
撮影はアコモ入口から(立ち入り禁止看板があったため)望遠で。
以下、動画を静止画に。






また大きな根っこみたいなのを食べてるのか~と思っていたぶうパパ。
撮影時は出来るだけ、生でみたいのでビデオカメラのモニター画面はあまり見ないそうです。
だから映像が偶にブレるのね(-_-;)
でも、まさか結構大きな動物を食べていたとはね・・・。
↓動画を見直してる時にぶうパパが気づきました。
「パディメロン」っぽい気がするのですが、もしかして「ポッサム」なんてことも?
後日、大画面で見ても何の動物かまでは判りませんでしたが、振り回して引きちぎり、グイグイ肉を飲み込む姿は衝撃的でした(>_<)
遊んでいるのではなく好んで食べているようにも見受けられました。
子供のカソワリーが上を向いてグイグイと肉を飲み込む様はさらに衝撃的。

その後、子供たちがぶうパパの数メートル先まで来たそうです。
心の中で「こっちに来るな~」と叫んだそうな。親が来ると厄介ですからね。
一番小さな子は4m位の所まで接近してきたんですって。←ぶうママは羨ましいって思うよ。

まずまずの撮影に満足したぶうパパは、ダメ元でぶうママを呼びに行こうと決心。
(見失うまで撮影したかったのを抑え?)

「カソの子連れ、カソの子連れ」
血相を変えてぶうパパが部屋に飛び込んできました。
「とにかく早く早く」
ベッドで横になっているぶうママを急かします。
「ほんと?どこどこ?」
「ほら、2年前にぶうママがカソのお尻だけ見た所。覚えてる?」
「え~?あんなところ?ロッジの中かと思ったのに」
車で今から行ったって見れっこないよ。
ロッジ内でないことを知ったぶうママのテンションは↓↓↓
体調も良くないのに~。
折角なので誘いには乗りましたが、「絶対無理!」って内心はプイプイッ。

現場近くで車をゆっくり走らせ、林の中のカソをぶうパパが発見!
「あそこあそこ、いるでしょ?早く車から降りて」
え~、何処だろうな~?と探していると、近くに車を止めて降りてきて
「う~んと・・・、ほら!、奥のあれ!」
と言うものの見えない。
「どこ?どこ?全然わかんないよ」
「うそ~?、なんで見えないの?あっちの奥にいるじゃん!」
再度指さす方をじっと見つめると、
「あー! いた!やった!やっと見えた。わ、子供結構大きいよ!」
でも木々が邪魔してピントが合わず写真は断念。

林の中を歩くカソワリー親子を道(Cape Tribulation Rd)から追います。
するとカソワリー親子はアコモの入口のほうへ。
「さっき見てたところだよ、ここは」とぶうパパ。
ちょっと距離があるけどここからならバッチリ見えます。
何かワシワシ食べてるね。この時は動物を食べているとは判らず(既にボロボロで)。

暫くするとカソワリー家族が茂みの陰から出てきました。
キャ~凄い凄い♪






ぐんぐんこちらに近づいて来ますが、写真には上手く写せません。
歩くのが速くて殆どがピンボケ。まともなのはこの一枚。
距離が近いと親子で画面に入らず。
親と子とどちらを撮ろう?と迷ったのもいけなかったかも。


この子は末っ子で、人に一番近づく可愛い子です。あ、でも動物を食べるんだった(汗)
その後、道路沿いの茂みに。道路(Cape Tribulation Rd)から撮影。

撮影をしていると通りがかった車が止まり人が降りてきました。道路から撮影してるぶう一家が気になったのでしょうか?

その人たちは運がいい!
なんと、カソワリー親子が道を渡り始めたのです♪



みんな夢中で撮影です(爆)
あれ?妙に親が小さく見える(カソワリーは首を下げていると意外に小さく見えます)。
動画からの静止画


そして反対側の林へ

ふう~、沢山見れて良かったね!と喜んでいると、3人組の中の一人の男性に「お見事でしたね」ともの凄く上手な日本語で話しかけられてびっくり! 
ということは一緒にいる女性は日本人? 
無口なぶう一家は「ありがとうございます」と日本語で返すのが精いっぱいで謎ですが。

車に乗りこむと
「満足できた?」
「勿論♪」
「もっと見たい?」
「う~ん、そりゃもっと見れれば見たいけど」
「じゃあ出てきそうな所で待伏せしよう」

Turpentine Rdに車を止めて待つこと数分。
「ほら出てきた!」
「凄い、ホントだ」
反対側のぶうママは車を降ります。ぶうパパはヒクイドリ側なので車から撮影。

ぶうママの待伏せショットはこちら。


こちらに近づいてくる時のドキドキ感と、至近距離で歩く親子を見られる嬉しさが混じってもうたまりません。


先程の道路と違って砂利道で足音がしっかり聞こえるのも臨場感を高めてくれます。

動画からの静止画


親の向く方向を子供たちも見るのがかわいい!!








後ろ姿は何か哀愁が漂っていました(笑)




黒毛の後姿はツキノワグマ?!
後を追って観察するのも可能でしたが、彼らの邪魔はしたくないので撮影終了です。
それにしても今回のぶうパパは凄かった。
車で走りながら奥にいるカソワリーを見つけるのも凄いけれど、待伏せした場所に本当に出てきた時は、ピンポイントすぎて笑っちゃったよ(^.^)

追記1:ぶうパパが言うにはこの雄は2年前に一瞬見たヒナ連れの「個体Cだろう」との事(同じ場所なので)。ぶうパパの中では個体L(12)までいってるらしいのですが、15年12月末の雨のCape Tribulation Rdでのヒクイドリはヘリテージロッジで見た個体とは別!
ということにビデオを見直したぶうママは気づきました。なので実際は個体M(13)まで。
(残りが別個体かも再度確認しました。)
『パズルみたいなのは得意なので映像を見比べての判別はぶうママに任せて!』

追記2: この個体C親子と思われる映像をハイダウェイロッジのロブさんが2016年10月15日にUPしています。ロブさんの撮影場所は今回見た場所から僅か20メートルほど北です。このヒナはかなり小さいので生後10日程だとすると、今回見た子供たちは生後7ヵ月前後ということになります。


デインツリーコーストには意外に多くのヒクイドリがいるのでは?と思っています。ディスカバリーセンターのガイドブックによると、2014年現在オーストラリアに約4500羽が生息とありました。ひと昔前には1500~2500羽と言われていたので保護対策により増えたんでしょうか?